こんにちは。
シンガポールでご活躍中の「H SEEDS Harumiさん」に森羅万象 天山蜂蜜への想いをインタビューをしていただきました。
「森羅万象 天山蜂蜜」を知っていただけたら光栄です。
では、Harumiさんよろしくお願いいたします!
H SEEDS Harumi:どんな思いから、ハチミツの森羅万象を始めたのでしょうか?
Takemura:ボクの食についての、思いから話しますね。
以前、映画のプロデュースをしていたときに、「奇跡のリンゴ」の木村秋則さんと、お仕事をご一緒させていただいたんです。自然栽培というお仕事の「美学」に魅了されたんです。それなのに、自分の食を気にしていないっていうのは違うなって思って、食材を全て変えたんですね。
まずは塩、醤油、味噌といった調味料からはじめて、全てを変えました。
それらは近所のスーパーで売ってないので、ちょっと離れたオーガニックのお店に行くんです。
お店には、いろいろな醤油があるんですけど、中には一桁違う値段のものがあって、お店の人に聞く訳ですね。「これとこれは、どこが違うんですか?」って。その説明をひとつひとつ聞くと、なるほどと思って、より良い物を買う。そういう生活スタイルになっていったんです。
それからは、いつでもどこに行っても「これは凄い!」って思う、食材を探しています。
例えば、映画の仕事で地方に行く度に、そこで出会った食材を、お土産として東京の友人達に持ち帰っていたんですよ。いまから8、9年前のことですね。当時はまだオーガニックとか、今程知られてない頃でしたので、周りの友人には、結構からかわれました。「はい、はい、またオーガニックね(笑)」そんな感じで。
そのくせ、食べたり、飲ませたりしてみるとみんな「美味しい」って言うんですよ。でも、美味しいだけではなくて、なんかもっと奥のものを伝えられないかなって、ずっと探していました。
H SEEDS Harumi: Takemura-sanさん自身は、 そういう良き物との出会いを、どのように感じていましたか?
Takemura: ボクは、直接作り手の方と出会うことが多くて。
なので、それを頂く時は、その方が目の前にいるんですよね。(笑)
「食べていきな」って感じで。それで思ったのが、たとえば同じトマトを食べるとしても、その人の人柄や、人間性、雰囲気を含めて食べていると思いましたね。
H SEEDS Harumi:いいですね!だからこそ、お友達に食べないかって、お渡していたのですね。
Takemura: そうなんです。素晴らしい農家さん達と知り合うと、彼らと自分の友人を繋ぎたいって思うんですよ。
そしたら、また畑にお手伝いに行きたくなるんです。それで、お手伝いに行ったら有難うって、お野菜を頂くんです。そうやって段々自分の食卓が、人との交わりと一緒に豊かになっていく気がして。自分の食卓をみると、どれも○○さんの食材だってわかるんです。全部知り合いの人が作った野菜。そしてまた、「ああ、これあの人に食べさせてあげたいな」って、なるんです。
顔が見えるのが、「楽しい!」って思いました。
H SEEDS Harumi:そうですよね。作り手が見えると、感謝が湧きますよね。
Takemura: 何か特殊なお仕事でもしていない限り、一日で会える人の数、一週間でも会う人の数は、限られると思うんです。
だからこそ、自分の周りの人をすごく意識するんです。僕の小さなその輪の中で、良いものに出会うと紹介したくなってしまうんです。
それが楽しいです。
例えば、先日もパン屋さんと知り合ったんですけど、そうすると、パン好きな友人にすぐに紹介したくなっちゃう(笑)
H SEEDS Harumi:へ〜(笑)。なぜ、そうやって繋げるのが好きなんでしょうか?
Takemura: 紹介してもらった方も、紹介された方も、何よりボクが楽しい。全員が楽しいって良いですよね!?
H SEEDS Harumi:なぜ、純粋に楽しいって思えるのでしょうか?
Takemura: つないだことがご縁になって、今後何か始まればいいなって。その可能性が広がるかどうかは未知数なんですけど、出会いの種は植えたいって思います。
こうした考え方をするようになったきっかけは、映画の仕事なんです。
あれは広告・宣伝をしない、口コミで広げる映画だったので、チラシを人づてに配布していました。もう自分の知っている人達には、全部配ってしまった。もうこれ以上知り合いはない、限界って思った時に出会った方が「じゃ、○○さん紹介するね」って言ってくれて。
その時にMaikoが「なぜ、ご紹介して下さるのですか?」って訊いたんですね。そしたら、その方が「私は、いま君たちに紹介するために、これまで人と出逢って来た」って言ってくれたんですね。
もの凄く感動しましたね。
ボクの中で、「やりたいことだ!」って思ったのです。
H SEEDS Harumi:素敵ですね!Maikoさんはその時、どんなことを感じたのでしょうか?
Maiko: 私がいままで、その映画の仕事や様々な活動の中で、数えきれない人と出会って来て、それは全部、自分だけのものじゃないって思った。
全ての出会いが奇跡でもあり、必然であり。
ご縁は、自分だけの枠に収めるものじゃなくて、もっと「こんな人いるんだよー!!」って。
出会いって、一対一なんだけど、それが何十、何百、何千と、また新たに広がっていくんだと思います。
H SEEDS Harumi:それは、その活動をやって、感じたことだったのでしょうか?
Maiko: その前に、海外に1年程行った時に、同じ様な経験をしているんです。
道を聞いただけの人が、友達を紹介してくれて。全然英語も出来なかったのですが、そうやって輪が広がって行くことがあって、ご飯までご馳走してくれたり(笑)。出会いって自分だけに収めておくのは、勿体ないなって。さっきTake(Takemura-san)が言った様に、美味しいものを食べたら、友達に伝えたくなるのと同じで。
私にとって出会いは、「人生そのもの」ですね。
こんなすごい人がいてさー、こんな面白いことしている人でさー、それを話すのも面白い。
H SEEDS Harumi:そんな中で、一番心に残っている出会いは、どんなものですか?
Maiko: 前職の、映画の仕事をしている時のことなんですが。
地方滞在していたとき、そこで知人から1週間泊めて頂くところをご紹介頂いて。ただ、滞在が長引く中で、予算もお金もなく、タダで食事も寝る所もご提供下さるのは、さすがにこのまま甘えていていいのかなって、思う様になって。
ある時、そう悩んでいるうちに、帰りが遅くなったんです。
そしたら、その家のお父さんが、「何をしているんだ?早く帰って来いっ。ご飯もお風呂も、出来ているよ」って、電話をくれて、その人の暖かさに涙が溢れて来て。おむすび作って待っていてくれました。
「Give &Take」というけれど、そうじゃない出会いを沢山して来て。
あと、こんなこともありました。人から頂いたお菓子だったんですけど、お世話になったそのお父さんに渡した時に「俺は、こんなことをしてもらうためにやったんじゃない」って怒られたんです。「もし、そういう優しい気持ちがあるんだったら、他の人にしなさい」って、お菓子も受取ってもらえませんでした。
「出逢い方」ってある。
気づかいとか、何かしてくれたから恩返しするという考え方もあるけど、そうじゃない出逢い方って、あるんだって思いました。
H SEEDS Harumi:「出逢い方」、深いですね。これまでも、お二人が出会う方達は、とても素敵な人が多いなって思うのですが、ご自身ではそれをどのように感じますか?
Maiko: 「社交辞令」って、あるじゃないですか?
一度何かで出逢って、名刺交換しただけで「今度会いましょうね!」って挨拶で言うこと。私はこれが社交辞令って、思えないんですね。(笑)
まともに聞いちゃう。(笑)
H SEEDS Harumi:本当に会いましょうって思うのね。いいね!(笑)
Maiko: ふっと思い出して「ご飯行きませんか?」とか、連絡しちゃうんです。
それで、他の友人も連れて行っちゃう。そこでまた繋げちゃう。だから、なんで会うことになったっけと訊かれて、「え?だって今度会いましょうねって言ったじゃんー」って。(笑)
良いか悪いかわからないけど、出会った人は、みんな友達と思っちゃう。
やはりあの時のおじさんに出会ったのは、私の中でも大きな影響がありましたね。
H SEEDS Harumi:みんな友達と思えるのは、Maiko-sanのお人柄ですね。
Maiko: 全ての出会いで、自分が広がる、それが人として豊かになる。
新しい考え方を入れ、自分も出すことで、さらに視野が広がっていく。智慧、想像力が広がって、それは自然に触れるのと同じ。
私にとって、「出逢うこと」は、自然に触れることと同じなんですね。
それが楽しいんです。
H SEEDS Harumi:人と出逢うことが、自然と触れるのと同じ。それは新しい視点ですね。森羅万象のハチミツも、素晴らしい自然の中からの産物ですが、ハチミツとはどのような出逢いだったのでしょうか?
Takemura: 他の食材と同じで、ハチミツも、作り手との出会いが先でした。四年前になりますかね、石川会長(※以下、会長)を紹介して頂きました。
ボクは正直、ハチミツは苦手だったんですけど、はじめてこのハチミツを頂いた時、「あっ!」なんか違うって思ったんです。
H SEEDS Harumi:ハチミツが苦手だったTakemura-sanさえ、これは違うと感じたのですね。
Takemura: 大自然で、農業もしていないような場所で採れたハチミツだと、後で知ったんです。だからハチミツが苦手なボクでも、食べられたんだと感じました。
それで確信したんです。やっぱり自然なものは違うんだって。
それまで会長は、ご自身のために作ってこられたのですが、誰か広めてくれる人がいないかって思っていらして。このハチミツに惚れ込んで、栄養満点ならなおのこと友人に自信をもって食べさせたいって思って。それでボクがやりますと。それが出発点だったんです。
ただ、会長が唯一求めていたのは、理解して食べて下さる方でした。
大量に販売することよりも、ちゃんと理解してもらったうえでお渡したいって。その姿勢は、会長がハチミツを手掛ける前から展開されてきたビジネススタイルと、何ら変わりないものでした。
その時、これだと思いました。ボクがやりたいビジネスは。
それまでボクがぼんやりと持っていたものを、会長は既に形にされていると思ったんです。勿論、会長はビジネスの大先輩でありますし、より多くの知識とご経験をお持ちです。でも、その基礎となる感覚は、すでに共有できていると思いました。だから会長も、ボクたちを認めてくれた、大事なハチミツを預けてくれた。と自負しています。
H SEEDS Harumi:ビジネスをする前に、すでにストーリーがあるところも素敵ですね。お二人の話を聞いていると、人に会う事がワクワクしていて、それは以前Maiko-sanがお話してくれたミツバチの話、「生命を繫いでいく」ってことに共通すると思いました。
Maiko: ミツバチは、3500万年前頃に誕生していて、この地球の厳しい気候の変化をくぐり抜けて生存しているんですね。それは自分の体を上手く順応させ生き抜いてきた。
私はそれが凄く神秘的だなって思うのです。
ミツバチ達は、お花から蜜をとる。それはお水にお砂糖を溶かしたくらいにシャバシャバしているんですね。糖度で言うと30度くらい。それを一口ずつ、コロニーに持ち帰るんです。そして、コロニー内では、別のミツバチ達があの小さな羽で、生命をかけてパタパタと水分を飛ばし、糖度を80度まであげるんです。ミツバチ達は自然にその糖度を分かって、80度になると綺麗に蓋をするんです。
それが、ミツバチたちが生命を紡いできた、蜂蜜なんです。
H SEEDS Harumi:自然の営みとはいえ、もの凄くエネルギーを感じますね。人とのご縁を大事にする石川さんとお二人だからこそ、ハチミツではなくて、生命を届けるんだって感じました。
Maiko: 感覚でいうと、ミツバチたちに分けてもらっているなって思っています。
私達は、ご購入頂いた方へお手紙を書くんですけど、こちらが「ありがとう」なのに、お客様からも、「こんな素敵なハチミツに出逢えて、嬉しい!ありがとう」って逆に言われるんですね。その感動が私の中で不思議な気持ちになってきて、「きっとミツバチたちも喜んでいるなー」って思うんです。
私の中に、「ありがとう」を、ハチ達から分けてもらっているなって思っています。
H SEEDS Harumi:購入して下さった方も、ありがとう。ハチ達にもその「ありがとう」をつないでいるのですね。ところで、お客様にお手紙を送ってらっしゃるのですか?
Takemura: 毎回、ご購入頂いた方へ発送の時に、お手紙を同封しているんです。ボクたちのやり方は、一般的な薄利多売なビジネス、マーケティングスタイルとは異なります。数に限りがあるハチミツなので、一本一本を大切にしたい。
それは手に取ってくれるお客様に対しても、同じ思いです。
だから、一つ一つを一人一人にお届けしているという感じですね。できることなら直接会って手渡ししたいんです、本当は。でも、それは厳しい。
だから今可能な方法として、せめてお手紙を添えさせてもらっているんです。
H SEEDS Harumi:ひとりひとりに?
Takemura: そう、手書きで一人ひとりに。一人ひとり状況が違うから、だから話題がみな違うんです。(笑)
手紙を添えると皆さん喜んでくれるんです。ボク達のこの取り組みが、ささやかにでも、人の幸せとか喜びにつながっているとすれば、嬉しいです。「お手紙ありがとう」とか言っていただけると、自分の悩みなんか、ぶっ飛びますね。(笑)
お電話やメールをいただいて、「お元気ですか?」「どうして知ってくれたんですか?」って話をして、ハチミツをご注文して貰えることは凄く嬉しいです。でも中にはまだちゃんと顔を合わせてお逢いしてなかったり、声しかわからなかったり、顔もわからなくて、物理的な距離があって、一生会えないかもしれなくても、それでも喜んでもらえているという状況に自分が関われる。
沢山関わりたいですね。
Maikoのいう、ミツバチも喜んでくれるという感覚に通じると思うんですけど、相手を感じるというのは、こちらの取り組みによると思うんです。夜空の星をみて、亡くなった人が喜んでいるよって言うことあるじゃないですか?その星は遥か遠くで光っているだけなのに。もしかしたらもう存在しないかもしれないのに。
見る側の心根一つで星の光に対する印象も変わります。そうした感覚に似ているかもしれません。
H SEEDS Harumi:それがおっしゃった、まるで時空を越えて繋がるって感覚ですね。
Takemura: 自分の行動が、誰かの役に立っている。これはみんなが求めている事じゃないかなって思っています。
どんな人でも、その人の中に、何かに対する愛着はあると思うんです。その輪を広げていきたい。物から人へ、知人から地域へみたいなイメージですかね。誰でもより多くの人に喜んでもらいたいって、優しさや愛ってあると思うんですよ。それを互いに引き出すサポートをしたいし、僕自身もサポートしてもらいたいと思う。
ボクにとっては、それを可能にするのがハチミツを通しての仕事だなって思います。それがボクの一番の楽しみです。
H SEEDS Harumi:では最後に、これからお二人それぞれが繫いでいきたい未来は、どんなものですか?
Maiko: 全ての生命の尊厳とそれを感じる心というか感覚っていうのかな。
あらゆるひとつひとつの生命、ひと、種、植物、動物、微生物・・・。
どんな出会いにも感謝ができるようになる。日々の小さなことに対しての感謝「ありがとう」っていう思いは、ひとつひとつ、一人一人の生命を大切に、それらを感じるところから自然と生まれるきがして。
その感覚を、もっと磨いていきたい。
どんな人にもモノにたいしても。自分の中にそれがあって、人と交わり、日々の衣食住、自然環境にまで想いを馳せられ、どこに価値を置き暮らしてゆくか、生きてゆく中心軸みたいなモノが定まるし、やることも定まる。
私自身、このハチミツを通して、また出会いや自然と調和する農と食を通して、どんな人にでもある一人一人の可能性や生命の素晴らしさ、環境のことなど、いろんなことを感じ学ぶ中で生き方が代わり、人との関わり方、価値観がかわりました。
例えば、怒っている人にたいして、「どうして怒っているの?」「どういうこと?」ってきいたら「○○で○○だから」って言葉が出てくる。売られた喧嘩をカチン!ってなってかうんじゃなくて、相手を知ってゆく。
自分が変われば相手は変わる。全ては自分なんですよね。
そんな小さなことができたら、想いをかけられたら、世界から争いもなくなっていくと思っています。だから、私は人にどんどん会うし、そこに思いをのせてこの仕事をしています。
H SEEDS Harumi:全ての生命の尊厳。ありがとうございます。では、Takemura-sanは、どのように未来を感じていますか?
Takemura: 自分が良いと思ったものを、今まで通り伝えていきたい。
そのためには、自分自身の実力を高めていかないと、感じることも感じられないし、見えるものも見えて来ない。出逢った方のお話を聞く時に、僕自身にその感性がないと、素敵なお話を頂いても、キャッチ出来ないこともあると思うのです。
「対話」というのは、お互いのスキルが大事だと思っていて、僕自身をずっと磨き続けなければ、良き未来を描いても、ロスしてしまうと思う。
限られた時間で最高の時間を過ごしていくためには、勉強と、その行動を共にしていく。その為の勉強し、行動し、体験をしてく。それが人の個性を作っていくと思います。
苦労している人は、やはり人に優しいですね。苦労は買ってでもっていいますが、本質的には情熱と勇気だと思うんです、買うべきものは。苦労を対価に、それを越えるための情熱と、勇気を手に入れる。そういう人達が集まれば、凄い集団というか、凄い関係性のある組織になってくると思うんです。
仮に、99%の人が「そうは言っても、無理でしょう」っていうようなことでも、「あなたが言うなら、やってみようか」「あなたたちと一緒になら、やれる気がする」そんな反応を示してくれる人を、1%、2%と増やしていく。
ポジティブな影響を与えて、与えられて、そういう生き方をしていきたいと思いますね。
「生老病死」という言葉があります。生きる・老いる・病む・死ぬ苦しみは、物質的な豊かさではどうしても克服できないじゃないですか。物事の本質をつかんで、ありのままを受け入れて、思うままに抗っていく。
自分自身が納得できる生き方をボクはしていきたいですね。
皆がそれぞれの「納得」を掴むと、大きなことを言うようですが、世界は変わっていくと確信しているんです。全てはやっぱり、「いま」何を、どうするべきか。この一手を間違えないために、何を見るべきか、感じるべきか、思うべきか。
考えろ、思索しろと、常に自分にムチを打つようにしています。(笑)
H SEEDS Harumi:お二人のお話を聴いているといつも考えさせられます。それはこれまで出逢って来た人達を通してお二人が体験からでた生きる言葉だからですね。命の尊厳、そして時空を越えて自分を変容しながら、全てと繋がっていく。
Takemura: ボクは価値には、三つの種類があると考えるんです。
一つ目に、個人的で瞬間的な「美」の価値。あるものを見て美しいと感じたり、綺麗だなと思ったり。もしくはその反対の印象をもつこともたくさんありますよね。でも、何に対してそう感じるかは本当に人それぞれ。
二つ目は、個人的だけどある程度継続性のある「利」の価値。利益の利です。物質的な価値とか、教養のような知的なものも含むんですが。これはある人がそれを得ることで、他の人がそれを得る機会を失うという状況も生み出します。
そして最後に社会的な「善」の価値。自分よりも、自分以外の人や社会のための価値です。この中では「善」の価値こそもっとも尊いことになりそうですが、こればかり追い求めていては個人に限界がくると思います。とはいえ、個人的価値である「美」や「利」のみを追いかければ、社会にどういった影響を与えるでしょう。それは巡りめぐって、結局は個人にまずい影響を与える気がしてならないんですよ。
こうした視点で物事の価値を見ようとすると、ボクにとっての「美」は同時に「善」でなければならないと思うようになったんです。
「善」の価値があることを前提に、それが継続可能な「利」をもたらすこと。そして、そうした「善」の循環、「利」の循環を含んでいると感じられないものには、僕は「美」を見出せないんです。
ワクワクしないんですよ。
要は、「善」を基礎においた「美・利・善」のバランスを崩したくないなって思うのです。だからこそ、勉強しないといけない。体感しないといけない。個人的価値である以上、個人の成長と共に「美」も変わっていくと信じていますし、僕がそうだったと思います。
H SEEDS Harumi:深いですね〜!だからこそ、自分で感じて、体験して、勉強していくことが大事なんですね。そう思って勉強したら面白いね。
Maiko: ほんと、面白い。どんな人との出会いも楽しくなります!
H SEEDS Harumi:お二人にとって、ハチミツはその象徴であって、そこからつながる人、自然、命を世界へ繫いでいく思いなんですね。まさに「森羅万象」ですね!
Maiko: なぜ、森羅万象のあのハチミツかっていうと、あの金色に輝くハチミツのなかに、全てが詰まっているんです!
宇宙にある全てがあのハチミツの中にある気がしています。
ぜひ、感じて欲しいなって思います!
インタビューアー:Harumi
人生のインタビュー:http://hseeds.link/?p=2784
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