1913年に、エジプトのピラミッドの中から壺に入った蜂蜜が発見されました。3000年以上も経っているにもかかわらず、変質せずに食べられるものだそうです。これは、本来の蜂蜜にある抗菌・殺菌力の働きです。
化学的な抗生物質が開発される以前、古くから蜂蜜は感染症、のどの炎症、火傷、すり傷、口内炎など幅広い治療に使われていました。
『蜂蜜には強い殺菌力のあることが確認されており、チフス菌は48時間以内に、パラチフス菌は24時間、赤痢菌は10時間で死滅する。』
しかし、
『必要な有用菌類まで攻撃してしまう抗生物質のような化学薬剤に見られることはことはない』ので、もちろん、薬のような副作用はなく、
むしろそれどころか、免疫力をあげてくれる、助けてくれる働きをすることが分かってきました。
日本において、蜂蜜の研究ははじまったばかりで、2012年6月に「ミツバチ産業科学研究センター」が設置されました。2つの研究の柱からなる研究の1つは『ハチミツの効能や成分の分析である。』とあります。更に続いてハチミツの効能について次の2つの視点から研究が行われています。1つめは、「蜂蜜の免疫機能への効果を調べる研究」、2つめは、「糖尿病への効果の検証」です。世界各国において古くより、上記効果へ有効な結果が数多くあることからやっと日本でも研究がはじまりました。